ポート・フィリップ市
オーストラリア有数の海辺の都市が、手作業中心の業務フローを自動化し、行政運営を高効率な仕組みへと変革しました。
ビジネス目標
「メルボルンの遊び場」として知られるポート・フィリップ市は、11万人の住民に、ビーチやイベントの運営からごみ収集などの日常業務まで、安定した行政サービスを提供しています。デジタル基盤の刷新を進める中、市の幹部は、職員の業務を滞らせ、住民の不満を招いていた手作業を自動化できると考えました。まず、長年の課題だった廃棄物管理上の問題を迅速に解決する取り組みに着手しました。
連携における課題
同市は、技術より業務ニーズを優先し、業務効率と地域とのつながりを高めるため、地方自治体向けのクラウド型ERPであるOneCouncilへ移行しました。しかし、新しいERPと重要な外部システムを一元的に連携する手段がなく、住民向けの多くの業務プロセスは分断され、手作業のままでした。対象には、次のシステムが含まれていました。
- Health Manager:食品安全検査と保健関連規制への適合管理
- Optimo:公共スペース、施設、イベントの予約管理
- Goldcare:高齢者介護・障害福祉サービスの管理
Boomiによる解決
同市は2021年にBoomi Enterprise Platformを導入し、OneCouncilをHealth Manager、Optimo、Goldcareと連携しました。機密性の高い個人データのセキュリティとコンプライアンスを確保しながら、システム間のサイロを解消。住民に直接影響する手作業を自動化し、なかでも粗大ごみや不法投棄ごみの収集依頼の処理を大きく変えました。
成果
Boomiの導入により、業務、財務、地域社会の各面で、次のような測定可能な効果が得られました:
- 1か月に約2,400件の廃棄物管理依頼を処理し、98~99%を自動同期
- 手動更新をなくし、職員の作業時間を月約200時間削減
- 人員を増やさずに、業務規模の拡大へ対応
- 問題解決を迅速化し、住民に対するサービスの透明性を向上
同市は現在、今後のAIを活用した自動化を支えるため、Boomi Agentstudioを含むプラットフォーム機能のさらなる活用を検討しています。

より高速で信頼性の高い同期を実現し、各システムの更新が2時間以内に反映されるようになりました。サービスの透明性と対応力が高まり、苦情の減少、問題解決の迅速化、住民満足度の向上につながっています。