American Cancer Society
非営利団体であるAmerican Cancer SocietyはBoomiを活用し、主要なシステムを連携してSalesforceからSnowflakeへのデータ連携を高速化しました。その結果、患者とボランティアのマッチング数を39%増加させ、寄付者と資金調達システムの連携を強化し、業務全体の効率を向上させました。
ビジネス目標
世界有数のがん関連非営利団体であるAmerican Cancer Society(ACS)は、これまでに50億ドル以上を研究に投資し、320万人の患者を支援してきました。同団体は、患者とボランティアやケア提供者をつなぐとともに、資金調達イベントの担当者に対して複数のシステムから一貫したデータをより迅速に提供する必要がありました。また、250の拠点と150万人のボランティアにまたがるデータの連携と業務活用を強化することも求められていました。その目的は、データ運用を自動化し、拡張できる状態にし、寄付者、ボランティア、医療従事者、研究者といったステークホルダー全体の体験を向上させることです。
連携における課題
American Cancer Society(ACS)は、一般的な「顧客」を持たない中で膨大なデータを管理していますが、各システムは分断され、非効率な状態にありました。同団体は、それぞれ異なるITおよび財務システムを持つ10以上の地域組織を統合し、レガシーシステムの廃止とクラウドファースト戦略の推進、さらにNetSuiteやSalesforceを含む主要システムの連携が必要でした。しかし、連携およびETL(Extract, Transform, Load:データを抽出・変換してから格納する方式)ツールには制約があり、運用負荷の増大を招くとともに、ステークホルダーとの関係強化を妨げ、ミッション遂行に不可欠なデータを迅速に活用することが難しい状況でした。
Boomiによる解決
Boomiの連携機能により、ACSはSalesforceとNetSuiteを迅速に連携し、リアルタイムデータへのアクセスを向上させました。また、Boomiのデータ連携により、バラバラに管理されていたデータ基盤をエンドツーエンドで自動化されたパイプラインによって統合しました。
Boomi Enterprise Platformは、NetSuiteで管理される資金調達イベントの収益・費用データと、Salesforceで管理されるイベントデータの整合性を確保します。ETL/ELT(Extract, Load, Transform:データを抽出・格納した後に変換する方式)の統合により複数ツールが不要となり、エンジニアリング負荷を軽減するとともに、IT、分析、業務部門が迅速かつ正確に信頼できるデータへアクセスできる環境を実現しました。
成果
Boomiプラットフォームの活用により、ACSは120以上のアプリケーション、データストア(複数システムの情報を一元管理するデータ保管基盤)、外部システムを連携し、1日あたり25万件のトランザクションを処理しています。その結果、データ運用のスピード、効率性、信頼性が大幅に向上しました。Salesforceのデータ連携は数時間から数分へと短縮され、大規模データも手動作業なしで日次取り込みが可能になりました。
資金調達やアウトリーチに関する分析はほぼリアルタイムで実行できるようになり、将来の連携拡張に対応できるスケーラブルな基盤も構築されています。より迅速かつ正確なデータ活用により、各チームはステークホルダーへの対応力を高めています。