Smartsheet
ワークコラボレーションプラットフォームを提供しているSmartsheetは、Boomiによる統合を活用し、SalesforceとNetSuite間の手動だった注文から売上回収までのプロセスを自動化することで、資金の生産性と顧客対応の改善を実現しました。
ビジネス目標
2005年に設立されたSmartsheetは、190か国以上で78,000以上の顧客から利用されており、Fortune 500企業の70%以上が使用するワークコラボレーションプラットフォームを提供しています。
急速に増加する売上に対応するため、SmartsheetはSalesforceのデータからNetSuiteにおける販売注文作成を自動化する必要がありました。この作業は、8人の財務チームメンバーがフルタイムで手作業で行っていたものです。また、顧客対応を改善するために、営業担当者が顧客アカウントを視覚的に確認できるようにする必要がありました。
統合における課題
手動での注文から売上回収までのプロセスでは、時間がかかりエラーが発生しやすく、Smartsheetの財務部門と営業部門の効率と可視性に影響を与えていました。例えば、営業担当者が顧客の問い合わせに対応するために、財務部門から顧客の請求書を受け取るまでに2日間かかっていました。
また、Smartsheetは連携を他の業務領域にも拡張したいと考えていましたが、カスタムコーディングでの実現は現実的ではありませんでした。カスタムコーディングでは時間とコストがかかり、柔軟性がなく、再利用することができないからです。
Boomiの支援内容
2017年にBoomiを導入して以来、Smartsheetは以下の成果を実現しました:
- 開発速度がカスタムコーディングの2倍〜4倍向上
- 重要なビジネス連携における信頼性と精度を実現
- 複数のユースケースに対応する柔軟性とスケーラビリティ
現在、Smartsheetの財務チームは、スタッフ数を増やすことなく、販売注文の処理量を2倍に増加させています。また、Boomiコミュニティのフォーラム、ナレッジベース、無料のトレーニングオプションと、Boomiの対応の早い営業担当者が、Smartsheetがよりスマートに働くために支援しています。
成果
SalesforceとNetSuiteの連携を通じて、Smartsheetは以下を実現しました:
- 財務スタッフを増やすことなく、販売注文の処理量を2倍に拡大
- 2日間かかっていた営業担当者が顧客請求書を受け取る時間を削減
- 営業担当者が顧客の問い合わせに即時に対応できるように
また、SmartsheetはBoomiを使用してデータを自社プラットフォームに移動し、ビジネスユーザーとIT部門双方の透明性と報告業務の改善を実現し、IT部門への問い合わせを劇的に削減しました。