IFS
Boomi Enterprise Platformを活用し、IFSは自社のクラウドソフトウェアと外部アプリケーションを連携。柔軟な対応力・スケーラビリティ・業務効率を向上させています。
ビジネス目標
IFSは、製造、流通、設備管理、サービス提供といった業務を担う世界中の企業向けに、クラウド型エンタープライズソフトウェアを開発・提供しています。
同社は、自社のテクノロジーを活用して業務プロセスを最適化し、グローバル全体で一体となって機能する組織体制の実現を目指していました。また、パートナーと連携したエコシステムの中で、迅速かつ効率的に新規顧客をオンボーディングし、優れた顧客サービスを提供することが重要な目標となっていました。
統合における課題
統一されたIT基盤への移行を進めるにあたり、IFSにとって最初のステップは、データ連携機能の強化でした。そのために、同社は Boomiのデータ連携のプラットフォームサービス(iPaaS)を採用し、従来の統合プロセスを見直しました。
IFSではこれまで、社内で独自の統合機能を構築しており、多くの時間と人的リソースを要していました。そこでBoomiの支援のもと、統合業務の効率化とプロセスの標準化に着手しました。
Boomi導入による効果
IFSはBoomi Enterprise Platformを活用して、自社ソフトウェアの連携、ソリューション機能の拡張、そして外部サービスとの接続を実現しました。さらに、社内に専任の統合チームを設置し、組織全体でITプロセスの整合性を図る体制も構築しました。
この取り組みにより、IFSにおける統合の導入・展開・運用の効率が大幅に向上。社内データの同期が進み、手作業による業務の削減と開発からリリースまでの時間が大幅に短縮されました。
成果
IFSは、社内全体のシステムを連携させることで、顧客サービスを向上させるとともに、顧客体験の重要なタイミングでのパーソナライズされたアンケートを通じて、有用なデータをタイムリーに取得できる仕組みを構築しました。これにより、意思決定の質が高まり、顧客への提供価値もさらに向上しています。
また、BoomiによるERPとパートナーリレーションシップ管理(PRM)システムのリアルタイム同期により、パートナー企業がより多くのリードを獲得できる環境が整いました。これにより、IFSはパートナーエコシステムの拡大と、データ管理のスピード・精度の向上を実現しています。