Serco社
大手公共サービス企業が「Boomi AIエージェント」を活用して業務を近代化し、ビジネスユーザーへの権限委譲を進めています。全社的なシステム連携の戦略的な取り組みを推進しています。
ビジネス目標
Serco(サーコ)社は、防衛、医療、司法、インフラ、市民サービスなど、世界20カ国以上で政府機関の信頼できるパートナーとして活動する公共サービス企業です。同社は、サービス提供の効率化を図り、変化への適応速度を向上させるため、素早いシステム連携・統合、ビジネスユーザーの権限移譲、データ品質の改善の必要性がありました。アジア太平洋地域における近代化の一環として、Sercoは連携・自動化プラットフォームの導入を目指しました。その目的は、データフローの合理化、マスターデータ管理(MDM)の強化、API接続の簡素化を行い、グローバルな事業運営全体でイノベーションと俊敏性(アジリティ)を推進することにありました。
連携における課題
Serco社の技術チームは、システムの接続性向上、手動ワークフローの自動化、そしてサービス提供のスピードアップに改善の余地があると考えていました。しかし、連携開発には多くの手作業が必要で、文書化(ドキュメンテーション)や承認プロセスに時間がかかるため、「価値創出までの時間(Time to Value)」が長期化していました。また、データ管理においても、重複を排除し、地域間での整合性を確保するための改善が必要でした。主な課題は、チームがアプリケーションを接続し、信頼性の高いデータを迅速に共有し、より速く対応できるようにするための「統一された自動化」を実現することでした。手作業を排除し、ビジネスユーザーが安全にイノベーションに貢献できる環境を整えることが求められていました。
Boomiによる解決
Serco社は、AI駆動の自動化を備えた「Boomi Enterprise Platform」を活用し、社内のイノベーションを加速しました。シドニーで開催した「Boomi World Tour」でBoomiのAI機能に触れたSerco社の連携チームは、Boomi ScribeとBoomi DesignGenをすぐに導入しました。これにより、文書化の自動化、連携プロセスの可視化を実現し、開発者と業務担当者間のコミュニケーションを効率化しました。さらに、Boomi Integration、Data Hub、API管理、マネージドクラウドサービスを活用することで、Serco社はデータフローを一元化し、管理体制の強化、接続・連携業務の簡素化を実現しました。これによってチームメンバーは無駄な手作業がなくなり、連携プロセスの構築作業や文書化作業が劇的に速くなり、自信を持ってサービス提供エリアやイノベーションの適用範囲を拡大できるようになりました。
成果
Boomiの導入により、Serco社は複雑だった連携・統合業務を劇的に軽減し、サービス提供までの時間を大幅に短縮しました。
・文書化時間の短縮: 導入前は40〜60時間を要していた文書化作業が、わずか6〜12時間に短縮された
・タスク効率の向上: 個々のタスクにかかる時間が3時間から15分に短縮され、開発者はより付加価値の高い業務に時間を割けるようになった
・コラボレーションの強化: Boomi DesignGenによって業務が可視化され、業務担当者の関与が向上した
・市民開発の推進: ローコードツールにより、ビジネスユーザー自身が安全に初期段階の連携・統合(ファーストドラフト)を構築できるようになった
これらによりSerco社は、ビジネス環境や状況の変化、データ品質に対しても、即座に対応・適応できる柔軟な体制になりました。今後はBoomiのクラウドサービスや、将来的なリアルタイム処理技術(Event Streams)の採用も予定しており、Serco社は最新のデジタル技術へ刷新し、アジア太平洋地域の全域へのサービス拡大に向けた体制を整えています。
