New Relic
急成長しているITシステム監視(オブザーバビリティ)ソリューションのプロバイダーであるNew Relicが、MuleSoftおよびWorkatoからBoomi Enterprise Platformへ移行。開発スピードを2倍に加速させ、ライセンスコストを30%削減しました。
ビジネス目標
New Relicは、AIを活用したオブザーバビリティ(システムの稼働状況を詳細に把握・分析する仕組み)のリーディングカンパニーです。Verizon、Adobe、Domino’sを含む19,000社以上のお客様に対し、ソフトウェアのパフォーマンス監視、分析、最適化の支援を行っています。売上高が10億ドルを突破した同社は、その急速な成長を支えるために、拡張性が高く、イベント駆動型(システム内で発生した出来事に対してリアルタイムに処理する方式)の統合基盤を必要としていました。
現在、Boomi Enterprise Platformは、財務、営業、顧客管理といった業務の根幹を支える重要なワークフローを担っており、安定した運用と膨大な取引の処理を実現しています。
連携における課題
2024年のITツール統合プロジェクトの一環として、New Relicは、MuleSoftとWorkatoに代わる統合ソリューションを必要としていました。当時MuleSoftは、統合構築のために多くの手間がかかるコーディング作業が必要で、一方でWorkatoは、イベント駆動型アーキテクチャへの対応が十分ではありませんでした。
New Relicが求めていたのは、柔軟性や拡張性を維持しながら、連携開発をより迅速に進められる環境です。同時に、既存のシステム移行を進める際、既存の課金や顧客管理(CRM)、基幹システム(ERP)などの運用を停止させずに、パブリッシュ/サブスクライブ型イベントモデル(Publish/Subscribe:イベントの発信側と受信側を分離し、非同期でデータ連携を行う方式)で年間15億件もの膨大なデータを処理できるプラットフォームを必要としていました。
Boomiによる解決
Boomiを活用することで、開発スピードと拡張性を両立。現在、New Relicではシステム連携の開発が2倍速くなり、120種類の連携をひとつのプラットフォーム上で運用しています。その結果、ライセンスコストを30%削減できただけでなく、一度作った連携パーツ(コンポーネント)の最大65%を再利用できるようになりました。
Boomi Event Streams(イベントストリーム処理機能)は年間15億件のメッセージ処理を支え、NetSuite、Salesforce、Snowflake間の利用量ベース課金の効率化に貢献しています。
さらに、Boomi API Management(APIの公開・管理を統合的に行う機能)により、顧客ポータルの応答時間は250ミリ秒まで短縮され、利用開始時の設定(オンボーディング)の自動化を実現しました。
成果
Boomiは、New Relicの継続的な成長を支えるスピード、安定性、拡張性を提供しています。同社は単一プラットフォームへの集約を実現し、業務効率の向上と部門横断でのリアルタイム可視化を強化しました。
さらに現在、Boomi Agentstudioを活用し、AIエージェントの試作を進めています。これが実現すれば、これまで手作業で行っていた売上の照合業務を50%削減できる見込みです。また、Boomi Managed Cloud Services(運用代行サービス)を利用することで、追加のIT人材を採用することなく、エンタープライズ水準の信頼性を維持しています。
