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Boomi、2026年Gartner® API管理部門のMagic Quadrant™でリーダーの1社と評価

著: ジェイミー・ライアン
発行日: 2026年9月30日

主なポイント

  • Boomiは、2026年Gartner® API管理部門のMagic Quadrant™(マジック・クアドラント)で、2年連続リーダーの1社と評価されました。
  • Boomiは、今回の評価には、シャドーAPIの検出、サードパーティ製ゲートウェイとの連携、エージェント型システム向けのMCPサーバーへのワンクリック変換など、APIライフサイクル全体にわたる継続的な技術革新が反映されたものと考えています。 
  • Boomiは、Lunar.devの買収とBoomi Connectの提供開始も今回の評価を支える要素だと考えています。これにより、AIゲートウェイとMCPの接続機能がさらに強化され、お客様はAIモデルの利用状況やコスト、企業データへのアクセスを適切に管理できるようになります。

Gartner Magic Quadrant for API Management September 2026, plotting vendor capabilities for enterprise API platforms.

Boomiが、 2026年Gartner® API管理部門のMagic Quadrant™2年連続リーダーの1社と評価されたことを、大変うれしく思います。今回の評価と、その実現に向けた全ての取り組みを誇りに思います。今回、再びリーダー・クアドラントに位置付けられたことは、お客様の変化するニーズに応えるためにBoomi API Management(管理)で進めてきた戦略的なイノベーションと投資が評価された結果だと考えています。

Boomi Full Lifecycle API Management framework with 10 operational stages from governance to discovery.

その取り組みには、APIライフサイクル全体の機能拡充が含まれます。APIの発見、設計、構築、セキュリティ、ガバナンス、製品化、公開、利用開始、利用、分析までを、単一の包括的なAPIソリューションで一貫して行うことができるようにしてきました。この1年間、Boomiは継続的なイノベーションを通じて、お客様によるAPIやAPI製品の市場投入までの時間短縮を支援してきました。また、APIやAPI製品をより短期間で市場投入し、API・AIの取り組みから得られる重要なビジネス価値をより明確にし、その価値を実現しやすくするとともに、Boomiのソリューションから得られるインサイトをもとに、より的確な投資判断を行えるよう支援しています。

組織全体でAPIのガバナンスとセキュリティを強化

Boomiは、IT環境のあらゆるレイヤーでセキュリティとガバナンスを確保できるよう、API管理ポートフォリオの機能を継続的に拡充しています。

現在も多くの企業では、IT部門が把握・管理していないシャドーAPIへの対応が課題となっています。こうしたAPIは重大なセキュリティリスクやコンプライアンスリスクを生み、サイバー攻撃の標的にもなりやすいです。Boomi API Managementは、企業内のAPIを検出し、セキュリティと品質を自動評価します。さらに、APIのバージョン、プラン、製品、ポリシーを一元的に管理します。

Amazon Web Services(AWS)、Azure、MuleSoft、Apigee、Kongなど、さまざまなサードパーティ製ゲートウェイに分散したAPIをまとめて管理できます。さらに、新たに提供するDiscovery SDKを利用すれば、その他のゲートウェイにも対応でき、プロバイダーを問わず一貫した管理環境を実現するとともに、作業の重複を削減できます。APIを製品として整理し、ユーザーに一貫した利用体験を提供することでAPIの利用を促進します。さらに、API製品をワンクリックでMCPサーバー化し、AIエージェントから利用できる状態に整えます。

AI時代に広がるAPI管理の役割

APIの重要性は、これまで以上に高まっています。eコマースを支え、アプリケーションとデータをつなぐ企業システム連携の基盤であるだけでなく、あらゆるAIイノベーションを実現する重要な要素でもあります。APIはAIエージェントやアプリケーションをLLMなどのAIモデルにつなぎ、企業が自動化できる業務範囲を大きく広げます。例外処理や複数の関係者・アプリケーションが関わる複雑な状況を含む、確率的で複雑な業務プロセスも自動化の対象にできます。こうした自動化を支えるのがAPIです。

APIの役割が広がれば、API管理に求められる要件も拡大します。AIエージェントを活用したシステムでは、業務ユーザーや人間ではないIDといった新たな利用主体に対応する必要があります。さらに、MCPやMCP Registryなどの新しいプロトコルと関連技術、ヘッドレスSaaS(APIを介したSaaS)や、スキルを介したAPI利用など、新しい連携方法への対応も必要です。

Boomiは、こうしたさまざまな課題に対応するため、Boomi API Managementの機能を拡充してきました。従来型のアプリケーションサービスを開発する場合はもちろん、Claude Cowork、Microsoft Copilot、GeminiなどのAIアシスタントを全社展開し、従業員が必要とする業務データやアプリケーションにつなぐ場合も、APIを最大限に活用できる環境を提供します。

Boomiが目指す、シームレスにつながる企業基盤

Boomi API ManagementはBoomi Enterprise Platformの一部として提供され、API管理、連携と自動化、AIエージェント管理、データ連携、ワークフロー自動化、データカタログ、イベントストリーム、マネージド・ファイル転送など、企業のシステムやデータをつなぐための幅広い機能を備えています。

AI時代の企業には、これまで以上に充実した基盤機能が求められています。一方、必要な機能ごとにベンダーを増やし、AIや業務テクノロジー基盤の一部だけを担う個別ソリューションをいくつも導入していては、事業目標の達成は容易ではありません。アプリケーション連携からAPI管理、AIエージェントを活用したワークフローのガバナンスまでを単一の包括的なプラットフォームで提供することで、Boomiはお客様の運用とベンダー管理をシンプルにし、より迅速で効果的なイノベーションを支援します。

昨年発表した製品統合戦略に基づき、継続的に機能を強化してきました。複数の環境やゲートウェイにまたがるAPIを一元的に管理する「フェデレーテッドAPI管理」をはじめ、金融、医療、旅行などの業界で重要な業務を支えるAPIにも対応できるエンタープライズレベルの拡張性、さらにBoomi Enterprise Platform全体を通じた一貫性のあるユーザー体験を提供しています。

さらに最近、LLMとMCPのゲートウェイ技術をリードする Lunar.devを買収し、AIゲートウェイ機能をBoomi Enterprise Platformに加えました。この買収が重要な理由をご紹介します。

Lunar.devとAIゲートウェイの重要性

従来のAPIゲートウェイは、外部の利用者が企業のアプリケーションやデータを利用する際のアクセスを保護・管理することに重心を置いてきました。一方、AIエージェントを活用するシステムでは、AIモデルやMCP対応ツールなど、外部のリソースへアクセスして利用する機会が増えています。新しいモデルが日々登場し、AIエージェントが目的に応じてMCPツールを動的に選択するため、セキュリティ、コスト、運用状況の可視化という新たな課題が生じています。

AIエージェントが、自社で所有していないモデルを使って人の代わりに自動処理するようになると、IDとアクセス権限の管理、データ漏えいの防止、ガードレールの設定が、安全な環境を維持するうえで欠かせません。業務内容や役割に適したモデルへのアクセスを統制し、企業内ツールとの接続を管理し、予算管理によってコストの増加を防ぐことも、全社規模のAI活用を進める上で重要です。

Lunar.devは、こうした新しい利用形態に特有の課題を解決するために設立され、専用のAIゲートウェイを提供しています。従来のAPIゲートウェイにAI向けポリシーを後付けするのではなく、専用AIゲートウェイとして、AIモデルのライフサイクル管理、MCPサーバー機能の検証、リスクスコアやトークン使用量に基づくツール承認、チーム・ユーザー・エージェント単位のモデル/ツールアクセス権限付与、企業の各階層での予算設定と超過時のモデル切り替えの他、あらゆるAI利用に対するルールの適用、ガバナンスとレポートのための詳細な利用データ収集にも対応します。

今年、多くの企業が、あらゆる業務で最先端AIモデルをできるだけ多く利用する、いわゆる「tokenmaxxing」には大きなコストが伴うことを実感しました。Uberは年間AI予算をわずか4か月で使い切ったことが大きな話題となり、ほかの企業でもLLMの利用料金が想定以上に膨らむケースが見られました。

この問題は、確率的なAIワークフローと、決められた手順に基づいて動作する確定的なワークフローをどう使い分けるかという観点からも検討する必要があります。コストを管理する方法の一つが、用途やコストに応じて最適なモデルへ振り分ける仕組みです。OpenAIやAnthropicの比較的低コストな最先端モデルを選ぶ場合もありますが、今後は学習済みのモデルを自社環境で利用できるオープンウェイトモデルや、会計・物流など特定分野のデータで学習し、オンプレミスまたは企業のプライベートクラウドで動かす小規模言語モデル(SLM)の利用が増えるでしょう。SLMは消費トークンが少なく、ハルシネーション(事実に基づかない情報を生成する現象)も起こりにくいという特長があります。今回加わったAIゲートウェイ機能により、こうした新しい選択肢を大規模に活用するための可視性、統制、柔軟性を提供できることに、私たちは大きな可能性を感じています。

Boomi Connectで、業務データへすぐに接続

AIの活用が広がるなか、MCPの利用も急速に進んでいます。MCPは、アプリケーションやAIエージェントがAPI、データソース、コマンドラインインターフェース、企業向けアプリケーションなどのツールを検出し、利用するための業界標準プロトコルです。今年初め、Boomiは MCP Registryを提供開始し、企業内のMCPサーバーと信頼できるサードパーティのMCPサーバーを含め、企業全体で必要なMCPサーバーをカタログ化、整理、利用権限付与、公開、ガバナンスを一元的に行えるようにしました。

さらにBoomi Connectを提供開始しました。1,000以上のコネクターを備えたマネージド型MCPコネクターサービスで、AIエージェントやAIアシスタントを含むあらゆるMCPクライアントから、アプリケーションやデータストアなどへ、ガバナンスを確保しながらすぐに接続できます。

多くの企業では、生産性の向上を目指し、Claude CoworkのようなAIツールを従業員向けに導入しています。しかし、こうしたAIアシスタントは、従業員が日々の業務で利用するビジネスアプリケーションとの接続が限られているという課題があります。主要な業務アプリ向けコネクターが提供されていても、その通信を監視できず、接続ごとのID管理やポリシー適用も容易ではありません。従業員がアクセスを許可されたデータだけを使っているのか、トークン使用量が予算内に収まっているのかを、全社規模で状況把握することは、多くの場合困難です。

その結果、IT部門は、接続先が少なく実用性の低いツールを導入するか、AIアシスタントベンダーが提供する限定的で中身の見えにくいコネクターを使ってガバナンスを諦めるか、あるいは一定の統制を確保するためにAPIや連携を使ってコネクターを手作業で構築するか、という難しい選択を迫られています。

Boomi Connectなら、こうした手間はありません。1,000を超える企業システムへすぐに接続でき、すべてのMCP接続に対して利用者IDの対応付け、利用状況のモニタリング、ガバナンスを適用できます。

Boomi Connectは、ユーザーの生産性向上に向けた取り組みの効果をすぐに高めるとともに、企業全体のセキュリティとガバナンスの強化にも貢献します。現在Boomiを利用していない企業でも、このサービスを導入することで、従業員のデジタル環境と生産性をすぐに向上させることができます。Boomiが長年培ってきた接続性、ガバナンス、利用状況を把握するための仕組みを生かした、数年前には想像もできなかったAI活用を実現するソリューションです。

お客様自身による管理・統制を実現

Boomi Connect、MCP Registry、Lunar.devのAIゲートウェイにより、APIのライフサイクルを複数の環境にまたがって一元的に管理するのと同様に、AI関連のリソースについても、環境を横断してライフサイクル全体を管理できるようになります。これにより、Boomiが長年培ってきたAPI管理とガバナンスのノウハウを、ビジネス変革やエージェント型AIを支える重要なテクノロジーにも活かすことができます。

こうした機能をすべてBoomiプラットフォーム上で提供することで、お客様は新たなAPI機能を活用しながら、利用状況を常に把握し、必要なガバナンスと管理・統制を維持できます。

Boomi、2026年Gartner® API管理部門のMagic Quadrant™においてリーダーの1社と評価 全文をご覧いただけます。


Gartner® Magic QuadrantTM for API Management, Shameen Pillai, John Santoro, Nicholas Carter,September 28, 2026.

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この図は、Gartner, Inc.が発行した調査レポートの一部を抜粋したものです。図の内容については、レポート全体の文脈を踏まえてご確認ください。Gartnerのレポートをご希望の方は、Boomiまでお問い合わせください。