Roularta

ベルギー最大手のメディア企業は、Boomi Enterprise Platformを活用してレガシーシステムを刷新し、障害対応を改善。出版に欠かせない業務を止めない、拡張性の高いアーキテクチャを実現しました。

ビジネス目標

ベルギーを代表する出版社Roularta Media Groupは、毎週110万人の読者にコンテンツを届けています。社内開発を20年間続けてきた同社は、メディア制作を止めることなく、分断されたアプリケーションを刷新することを決断しました。

Roulartaは、新しい顧客エンゲージメントプラットフォーム(CEP)の導入やSaaSへの移行を含む大規模アップグレードに伴うリスクを抑えたいと考えていました。保守中も印刷の締め切りに間に合うよう、データフローを維持することが不可欠でした。

そこで、複雑な個別連携(1対1のシステム連携)を、一元的な連携基盤へ置き換えることを決定しました。

連携における課題

RoulartaのITチームは、制作サイクルとインフラ刷新を複雑にする、次の課題に直面していました:

  • 複雑なシステム連携:数十年にわたり場当たり的に構築された直接接続により、システム間の依存関係が見えにくくなり、中核となる出版ソフトウェアの更新にリスクが生じていました。
  • 障害原因の特定に時間:連携が分断されていたため、障害の発生源が編集システム、印刷工程、接続環境のどこにあるのかを特定しにくい状態でした。
  • 単一障害点:実行環境が1つしかない構成のため、保守中に重要なコンテンツの出版締め切りへ影響するリスクがありました。
  • データ移行の負担: Oracle ERPのデータをJSONへ移行するには、複数チームが一元的な調整なしに、同じ更新作業を手作業で繰り返す必要がありました。

Boomiによる解決

RoulartaはAmistaと提携してBoomi Enterprise Platformを導入し、付加価値の高い業務に注力することで、出版業務のスピードと信頼性を高めました。

  • 出版を止めない高可用性クラスタ構成: Boomiをクラスタ構成へ移行し、システムを停止せずに更新できるようになりました。これにより、すべての印刷環境で、予定どおり安定して出版できる体制を確保しました。
  • ローコード開発で120以上のプロセスを移行:Boomiの標準テンプレートとローコード開発環境を活用し、Amistaは60のアプリケーションにまたがる120以上のプロセスを移行。拡張性も高めました。
  • 20チームの更新作業を1か所の連携基盤へ集約: Boomiは20チームが行っていた更新作業を1か所の連携基盤に集約し、リスクの高いOracle移行を、統制の取れたプロジェクトとして成功に導きました。

成果

出版業務の迅速化に加え、Roulartaはデータをエンドツーエンドで可視化し、一元的に管理できるようになりました。Boomiの一元管理基盤が分断された個別連携に代わり、次の成果を実現しました。

  • 止まらない出版業務:クラスタ構成により、システム更新・保守中も重要な出版サイクルを継続できます。
  • 障害振り分けを数日から数分へ:データとシステムのどちらに問題があるかを迅速に特定し、インシデントの担当振り分けにかかる時間を数日から数分へ短縮しました。
  • 将来の拡張に対応する基盤: Boomiのローコード開発フレームワークにより、今後のSaaS導入やCEPの拡張に備えられます。
  • 技術的な問題を即座に適切なチームへ:標準化されたレポートにより、技術的な問題がすぐに適切なチームへ届くようになりました。

業界と市場

メディア・出版

本社

ベルギー・ルーセラーレ

従業員数

2,000+

主要連携先

Shopify、Oracle ERP、Microsoft 365、Unit 4 Financial Services、Graph Connector(メール、Teams、SharePoint)

ケーススタディ

RoulartaがBoomiで出版プロセスを最適化

Boomiによってアプリケーション環境が一元化されたことで、問題を迅速に特定し、雑誌制作から印刷までの重要なプロセスを円滑に進められるようになりました。
Stijn Vanneste, IT Development Manager, Roularta Media Group