QAD
製造業向けERPベンダーであるQADは、Boomiを軸とした統合戦略により、効率性とビジネスインサイトの両面で10年近くにわたり成果を上げています。
ビジネス目標
QADは、2008年にWorkdayの人的資本管理(HCM)プラットフォームを採用した最初の50社のうちの一社として、早い段階からクラウド活用に取り組んできたソフトウェアベンダーです。将来を見据えた技術戦略により、同社はクラウドの価値を早期から体験し、その後の発展にもつなげてきました。
このクラウドへの進化において、Boomiは過去10年以上にわたり極めて重要な役割を果たしてきました。QADは、2011年にBoomi Enterprise Platformを導入した初期のユーザーのひとつであり、以降は「Boomiファースト」の方針のもとで企業連携を進めています。このアプローチは、他の方法に比べて高速かつ低コストで、信頼性の高い統合を可能にしています。
連携における課題
QADは、Workdayへの投資価値を最大限に引き出すため、長期的な視点に立った戦略的な統合基盤を必要としていました。適切な統合戦略があれば、QADはアドホックなツールや、他アプリケーションとの複雑なポイントツーポイントの個別開発や特別な知識が必要な統合を回避することができ、スケーラビリティと使いやすさを両立できます。
QADは、Workdayに組み込まれているWorkday Studioが強力な統合ツールであることを認識しつつも、高度な開発スキルが必要である点を課題と捉えていました。一方で、Boomiのクラウドネイティブかつローコードな統合機能は、Workdayのクラウド環境との親和性が非常に高く、理想的な補完関係を築いています。
Boomiによる解決
QADはBoomiを活用することで、Workdayと20のエンドポイントとの統合を効率的に実現しました。その中には、COVID-19対応として、WorkdayとSmartsheetを接続し、リモートワーカーと人事部門のコミュニケーションを円滑にする仕組みも含まれています。再利用性の高い設計、迅速なローコード開発、およびオンプレミス・クラウド双方での柔軟な運用性は、QADにとって極めて価値の高いものとなっています。
また、BoomiはWorkday、QAD ERP、その他の業務システムを接続して従業員プロビジョニングを自動化。これにより手作業のデータ入力が削減され、従業員体験の向上にもつながっています。さらに、BoomiはWorkdayのRaaS(Reporting as a Service)と連携し、顧客向け学習管理システム(LMS)のアカウント発行も自動化しています。
成果
Boomiの高い信頼性により、QADのビジネス部門とIT部門の業務は安定して稼働しており、中には約8年間一度も障害が発生していない統合プロセスも存在します。Boomi Enterprise Platformは、QADのクラウドファーストモデルとの親和性が高く、直感的な操作性によりIT部門だけでなく業務部門のアナリストも統合プロセスの設計・監視に関与できるようになっています。BoomiによってQADは以下の成果を得ています:
- 他の手法と比較して開発スピードを4倍に向上
- データドリブンな意思決定を支えるインサイトを強化
- 柔軟で持続可能なWorkday環境の運用体制を実現
- 全社的な統合展開のスピードを加速
- 専門的な統合スキルを持つ開発者への依存を最小化
