API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)は、今日のオンライン技術エコシステムの基盤です。企業のWebプレゼンス(Web上での存在)は、APIなしでは成り立ちません。しかし、APIの世界は決して一枚岩ではありません。企業にとっての課題は、自社のニーズに最適なAPIの種類を見極め、効果的なAPI管理を実践することです。この記事では、さまざまなAPI統合のタイプとその機能について解説し、自社に最適なAPIを選ぶためのノウハウをご提供します。
APIの種類とは?
APIには、パブリック・パートナー・内部・複合という大きく4つに分類されます。また、APIの動作やデータ共有の仕組みを決定するプロトコルも3種類あります。
1. パブリックAPI
パブリックAPIは「オープンAPI」や「外部API」とも呼ばれ、外部の開発者を含む一般の人々に対して意図的に公開されているAPIです。企業の内部システムやサービスと外部の第三者をつなぐ役割を果たし、オープンな形で連携を可能にします。このような公開は、コラボレーションやイノベーションを促進し、企業のサービスやデータを取り巻くエコシステムの拡大に貢献します。
2. パートナーAPI
パートナーAPIは外部と共有される点ではパブリックAPIと似ていますが、共有先は特定のビジネスパートナーや提携先に限定されているのが特徴です。これにより、企業は重要なデータや機能を信頼できる相手とだけ安全に共有することができ、連携の範囲をコントロールすることが可能です。
3. 内部API
内部APIは、企業内のみに限定して使用される非公開APIです。目的は、社内のシステム同士のデータ連携や処理の統合です。外部には公開されておらず、厳格な認証・認可の仕組みを備えていることが多く、セキュリティポリシーに沿って設計されたAPIです。開発や運用効率を高めるうえで、重要な役割を担います。
4. 複合API
複合APIは、複数のAPIを統合し、ひとつのエンドポイントとして提供する仕組みです。これらのAPIは、さまざまなソースからデータや機能を集約することによって複雑な操作を簡素化し、アプリケーションが複数のサービスやシステムと効率的にやり取りします。
APIプロトコルとアーキテクチャの種類
APIの動作ルールやデータ共有の方法を構成するプロトコルとアーキテクチャには、REST、SOAP、RPCの3種類があります。各APIプロトコルには、それぞれの用途とベストプラクティスがあります。
1.REST
REST(Representational State Transfer)は、最も広く使用されているAPIアーキテクチャの1つです。そのシンプルさとスケーラビリティの高さで知られています。ステートレス通信とリソース指向アーキテクチャの原則に基づいて動作します。RESTful APIは、URLで表されるリソースと標準的なHTTPメソッドを使ってやり取りします。データは通常、JSONまたはXML形式で交換されるため、異なるシステム間での通信が容易です。RESTは、実装のしやすさ、キャッシュ対応の良さ、ステートレス性が評価されています。
2.SOAP
SOAP(Simple Object Access Protocol)は、XMLをメッセージ形式として使用し、厳格なルールとプロトコルに従います。SOAP APIは、堅牢さ、セキュリティ機能、標準への厳密な準拠で知られています。メッセージ検証、エラー処理、API操作を定義するWSDL(Web Services Description Language)といった機能を提供します。SOAPの利点は、信頼性の高さと複雑なトランザクションのサポートにあり、特に金融サービスや医療など、高いセキュリティと信頼性が求められるアプリケーションに適しています。
3. RPC
RPC(Remote Procedure Call)は、最もシンプルなAPIプロトコルです。このプロトコルでは、あるプログラムがリモートサーバー上の関数や手続きを、ローカル関数のように実行できます。使用頻度はRESTやSOAPに比べて少ないものの、低レベルのシステム操作が必要な場面では依然として有用です。特に分散システムやリアルタイムアプリケーションなど、パフォーマンスが最優先される用途に適しています。
RESTとSOAPのAPI比較
- REST:シンプルさ、スケーラビリティ、実装のしやすさが求められる場合は、RESTful APIが最適です。
- SOAP:金融サービスや医療業界における複雑なトランザクションなど、エンタープライズ用途や高いセキュリティが必要なアプリケーションにはSOAP APIを選びましょう。
- RPC:分散システムやリアルタイムアプリケーションなど、効率的で低レベルな通信が求められる場合は、RPCベースのAPIが有効です。
ビジネスに最適なAPIの種類を選ぶには?
APIにはそれぞれ利点と欠点があり、すべてのAPIが同じというわけではありません。ビジネスのニーズに合った適切なAPI統合の種類を選び、効果的なAPI管理を行うことが重要です。
以下のポイントを参考に、最適なAPIを選択しましょう:
- パブリックAPI:APIを誰にでも自由に利用できるように公開したい場合に適しています。これにより、イノベーションを促進し、エコシステムを拡大し、より広いオーディエンスにリーチすることが可能になります。
- パートナーAPI:信頼できる外部の協力者やビジネスパートナーと選択的にAPIを共有する必要がある場合に選びましょう。これにより、安全かつ制御された方法でデータのやり取りが実現できます。
- 内部API:組織内でのシステム間のスムーズな通信やデータ共有を行うために活用されます。外部には公開されず、社内の効率的な運用を実現します。
- 複合API:複数のAPIからのデータや機能を統合して、ひとつのインターフェースとして提供したいときに検討すべきです。これにより、複雑な処理を簡略化できます。
APIの種類を選ぶだけでなく、それを簡単に管理できる仕組みも必要です。
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