TEREX CORPORATION
グローバル建機メーカーのTerexは、BoomiのAPI管理(APIM)を活用し、組織全体にわたる重要な業務の自動化・簡素化を担うAPIの開発・デプロイにかかる時間を大幅に短縮しています。
ビジネス目標
Terexではこの10年間で、高所作業車事業および資材処理機器事業が大きく成長してきました。その影響で、各システムを個別に接続するポイントツーポイント型の統合方式には限界が生じ、複雑さが増していました。
この課題を解決するため、Terexは2014年にBoomiを導入し、システム統合をシンプルにする取り組みを開始。現在では、Boomi Enterprise Platformに含まれるAPI管理に注力しています。
BoomiのAPI管理機能により、TerexはAPIファースト戦略を推進できるようになり、社内の業務部門、販売代理店、その他の関係者が必要とする多様なデータ活用ニーズに、柔軟かつ迅速に対応できるようになりました。
連携における課題
Terexは、基幹アプリケーションとしてOracle eBusiness Suite(EBS)を中核に据えて業務を展開しています。Boomi導入以前は、EBSとデータをやり取りするすべてのシステムがポイントツーポイント方式で連携されており、システム数や規模の拡大に伴い、連携の複雑化・開発工数・保守負担が急激に増大していました。
Boomiの導入により、Terexは連携ニーズを1つのプラットフォーム上に集約することが可能となりました。これにより、すべてのシステムが重要な業務データに対し、信頼性が高く一貫性のあるアクセスを確保できるようになり、業務の効率化とデータ品質の向上が実現しました。
Boomiによる解決
注文作成は、どのビジネスにも共通する基本的な業務プロセスです。Terexでは、エンタープライズ連携アーキテクトのボビー・ニューウェル氏を中心とするチームが、BoomiのAPI管理機能(APIM)を活用して、「注文作成API」の開発に取り組みました。このAPIにより、あらゆるクライアントアプリケーションから注文を作成できる仕組みが実現されました。
従来、注文には電話・FAX・メールなど手間のかかる手段が用いられていましたが、このAPIの導入により、顧客や代理店によるセルフサービス型の注文処理が可能となり、業務の効率化が進みました。
これにより、コストの削減はもちろん、顧客満足度の向上や、より良いサービスの提供へとつながっています。
成果
Terexは、Boomi APIM による API ファースト戦略の導入によって、次のような成果を実現しました。
- APIの再利用が進み、すべてのユースケースごとにエンドツーエンドのソリューションを構築するための個別プロジェクトを立ち上げが不要に
- 開発がシンプルかつ効率的になり新しい機能やサービスのスムーズな導入を実現
- APIで機能がライブラリ化されていることで、関係者は顧客、サプライヤー、開発者、社内チーム向けのポータルやアプリを、短時間で構築できるように
例えば、BoomiのAPIを活用した販売代理店向けポータルでは、顧客が所有する機械のメンテナンス時期が近づくと、代理店に通知が送られる仕組みを構築しました。
