ビクトリア州環境保護局
ビクトリア州環境保護局(EPA)は、Boomi を利用してクラウドファースト戦略を合理化し、センサー、ドローン、衛星からのデータを取り込んでモノのインターネット(IoT)を活用できるようにしている。
事業目標
EPAはビクトリア州の環境規制機関であり、その目的は公害や廃棄物による被害を防止・軽減することである。
2017年、この組織はクラウドファースト戦略への移行を開始し、時代遅れの「オールインワン」環境を置き換えるために、一連の新しい最高のアプリケーションを導入した。
EPAのIT改革は、ビクトリア州政府がEPAを現在および将来の課題に対処できる世界クラスの規制当局に変革するために行った1億8,240万ドルの包括的投資の一部である。
統合の課題
EPAビクトリア局は、最高のクラウドアプリケーションを活用し、より迅速で拡張性のある最新の技術基盤に移行する必要性を認識した。
しかし、クラウドファーストの目的適合型モデルへの移行が進む中、効率的な接続メカニズムが必要であることが次第に明らかになってきた。現在導入されている特注のオンプレミス・ミドルウェア・コネクタでは、EPAはITリソースに負担をかけることなく、必要に応じて拡張することができない。
Boomi
Boomi を利用することで、ビクトリア州環境保護庁は膨大な数のシステムを顧客関係管理(CRM)や人事(HR)プラットフォームと接続することができ、政府部門や緊急サービス、その他同庁が信頼を寄せる関係者と正確かつ迅速にデータを交換することができる。
これによりEPAビクトリアは、より積極的な意思決定を行うことができるようになり、また、地理的に分離された同組織のさまざまなシステムが、環境問題が発生したときに対処できるようにするために必要な信頼性と冗長性を提供することができる。
結果
ビクトリア州EPAは、Boomi 、ビクトリア州の環境状態の全体像を構築するために利用する。例えば、各組織がスマート街灯を導入したり、建物にセンサーを設置したりする場合、EPAはこれらの機器から生成されたデータを衛星やドローンのフィードと組み合わせることができる。
この広範な可視性により、組織は危険性を評価し、流出時の廃棄物除去戦略や、土地管理者や地方議会への個別のアドバイスなど、最も適切な解決策を策定することができる。