In today’s data-driven world, organizations struggle with accessing and analyzing information scattered across multiple systems. We recently embarked on an exciting journey to solve this challenge by integrating Boomi Data Hub with Amazon Quick Suite using Model Context Protocol (MCP) capabilities.
Amazon Quick Suite is a comprehensive, generative-AI-powered business intelligence platform that makes it easy to analyze data, create visualizations, automate workflows, and collaborate.
Here’s how we implemented the integration between Boomi Data Hub and Amazon Quick Suite and what we learned along the way.
課題:分析に向けた統合されたデータ基盤
Modern enterprises deal with scattered data silos. Customer information lives in Salesforce, financial data in NetSuite, and operational metrics are stored in various other systems. Traditionally, getting a unified view of this data for analysis has been complex and time-intensive.
Boomi Data Hub, part of the Boomi Enterprise Platform, addresses this exact problem. Think of it as a sophisticated Master Data Management (MDM) solution that synchronizes data from different sources, creating what we call “Golden Records” – canonical, unified views of your critical business entities.
理想を形にする架け橋
私たちは、Amazon Quick Suiteが持つ高い分析能力と、Boomi Data Hubの統合されたデータを組み合わせることで、高い相乗効果が生まれると考えました。そこで活用したのがMCPです。MCPを活用することで、両方のプラットフォームの間をシームレスに統合することが可能になりました。
図1:Amazon Quick SuiteとBoomi Data HubのMCP統合の概要
実現に向けて—連携の仕組み
We began with the Golden Records view in Data Hub – a demo repository containing unified customer and opportunity data stitched together from multiple source systems. The magic happens when we connect this to Quick Suite through our MCP server integration.
Key features of our integration:
OAuth Authentication: Users sign in using their Boomi platform credentials.
図2:Amazon Quick SuiteにおけるBoomi Data Hub MCPサーバーのログインフロー
- 権限に基づいたアクセス:ユーザーは、アクセスを許可されているデータのみを閲覧できます。
- 関連ツールの自動表示:MCPサーバーは、利用可能なデータのリポジトリ(データが保管されている場所)に基づいて、関連する最適なツールを自動的に提示します。
図3:Boomi Data HubのMCP統合の要約
リアルタイム分析の実践
私たちは、Amazon Quick Suiteに対して「今の商談を分析して」という、シンプルな質問を投げかけてみました。その結果、今回の連携の強みを改めて見つけることができました。
- データを自動で発見(インテリジェントディスカバリー):システムが、どこにどのようなデータがあるのかを自動で探し出しました。
- 状況に合わせてデータを取得(コンテキスト・アウェア・クエリ)::質問の内容を理解し、どのデータに正解が入っているかを的確に判断しました。
- ダイナミック分析:事前にグラフやレポートを用意していなくても、その場で以下のような分析結果を導き出しました。
- 金額が大きい「商談トップ5」のリスト
- 売上見込みの状況(パイプライン分析)
- 契約につながる確率の予測
- どのようなきっかけで顧客を獲得したのかを分析
The system delivered rich, tabular visualizations and meaningful analysis – all from a natural language query against our Golden Records.
Our initial queries took longer than expected due to:
- AIエージェントが、複雑な思考を巡らせていたため
- データの場所を確認し、中身を取り出すために、システム同士が何度もやり取り(API呼び出し)をしていたため
- セキュリティが守られた環境での通信に、わずかな遅延が生じたため
しかし、2回目以降の質問では、一度調べた内容を一時的に記憶(キャッシュ)しておくため、より速いスピードで回答が得られるようになりました。
図4:Amazon Quick Suiteのチャット画面での質問例
対話形式で分析できることの価値
私たちが最も驚いたのは、Amazon Quick Suiteが「商談を分析して」というざっくりとした質問を正しく理解し、ビジネスに活かせる具体的な情報をすぐに教えてくれたことです。
- 金額の大きな「商談トップ5」:値の高い取引を自動的に優先順位づけしました。
- 売上見込み(パイプライン)の状況:成約予定日や成功の確率を分析しました。
- 顧客の獲得先(リードソース)の分析:商談がどこから始まったのかを分類しました。
- 多角的な指標:細かな指示を出さなくても、さまざまな視点から分析結果を作成しました。
- 高度なフィルタリング機能: Boomi Data HubのMCPサーバーとAmazon Quick Suiteの連携におけるもう一つの大きな特徴は、高度なフィルタリング(膨大なデータから必要なものだけを選び出す機能)です。これにより、複雑な条件を含む大量のデータに対しても効率よく質問を行い、関連するデータだけを取得して処理することができます。
- 例えば、「第3四半期に成約した案件は何件ですか?」と質問したとします。この時Amazon Quick Suiteは、条件に合うデータを抽出するためのフィルターを作り、それを直接データ保管庫(データソース)へと伝えます。これにより、余計なデータは読み込まず、必要なデータだけを取り出す(プッシュダウン)ことが可能になります。これを支えているのが、Boomi Data HubのMCPサーバーです。どんなデータが、どんな形で入っているのか(スキーマ:データの設計図のようなもの)をAIに教えることで、AIが質問を正しく解釈し、適切なデータの絞り込みを行うことができるようになります。
図5:質問を実行する際に、自動で情報のフィルタリングが行われる
図6:必要な情報だけをピンポイントで取り出した後の分析結果
複雑な数字の分析で、新たな発見を
Boomi Data Hubと連携したAmazon Quick Suiteのもう一つの機能は、データに基づいた「高度な計算(数値分析)」ができることです。これは、単にデータを絞り込んだり並べたりするだけではありません。ビジネスの現場にいる方々が、経営の重要な判断を下すためのインサイトを得る手助けをしてくれます。例えば、「商談の進み具合ごとに、成約率や平均の取引金額はどうなっていますか?」といった質問を投げかけてみてください。Amazon Quick Suiteは、段階ごとの指標を自動で計算し、営業活動がそれぞれの段階でどのように推移しているかを、一目でわかるように教えてくれます。
図7:数値分析における思考のプロセス(COT:AIが答えを出すまでのステップごとの推論)
Figure 8: Results of numerical analysis
ひとつに統合されたデータと高度な分析機能を組み合わせることで生まれる、真の可能性を示しています。
お客様にもたらすビジネスへの効果と、今後の可能性
BoomiとAmazon Quick Suiteを組み合わせてお使いいただくことで、次のようなビジネスへのメリットを実現できます。
- データサイロを解消:すべてのシステムを横断した、統合されたデータを見ることができます。
- 分析スピードの向上:いつもの話し言葉で質問するだけで、すぐに答えが得られます。
- セキュリティの維持:現在お使いの認証や権限設定(ログインの仕組みなど)をそのまま活用できます。
- 分析の拡大:AIの知見を、信頼性の高いゴールデンレコードに幅広く適用できます。
MCPを使ってBoomi Data HubとAmazon Quick Suiteを統合したことで、私たちは「整理されたデータ」を「すぐにビジネスで使える知見」へと変えることができました。チームの皆様は、もう情報がどこにあるか迷う必要はありません。信頼できるデータに対して対話形式で問いかけ、安全かつリアルタイムに答えを受け取ることができるのです。これらすべてを、Boomi Enterprise Platformで実現いただけます。