Teachers Mutual Bank
オーストラリア最大級の相互銀行のひとつであるTeachers Mutual Bankは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、競争力を維持しつつ会員数を拡大するためにBoomiを導入しました。Boomiのインテグレーションクラウドを通じて、モバイルファーストのオムニチャネル顧客体験を実現し、新たなフィンテックサービスを展開しました。
ビジネス目標
競争力を維持し、会員数を拡大していくために、Teachers Mutual Bank(TMB)はDXの必要性を認識しており、その実現には新たなテクノロジーの導入が不可欠でした。特に、モバイルファーストかつオムニチャネルで、最高レベルの顧客体験を提供することを目指していました。
また、急速に進化するフィンテックサービスとの連携も迅速かつ容易に行えるようにし、業界の変化に対応して進化できる体制を整える必要がありました。本質的には、迅速性と柔軟性を備えた統合開発・管理環境が求められていたのです。
統合における課題
従来の統合プロセスは手作業で時間がかかり、カスタムコードを必要としていたため、業界内での競争に対応できるスピードを持って構築することができませんでした。
新たな最先端のクラウドアプリケーションやデータ管理プラットフォームの利点を最大限に活かしつつ、柔軟かつ強固なアプリケーションおよびデータ基盤の構築が求められていました。
Boomiの支援内容
TMBは、Boomiを活用して40のアプリケーションを統合しました。これには、個人の資産管理を支援する「MoneyBrilliant」や、未成年向けのプリペイドVisaカード「Spriggy」など、顧客向けのアプリも含まれます。Boomiを導入することで、TMBは以下のことを実現しました:
- プラグ&プレイ型のアーキテクチャへと統合基盤を刷新
- 動的かつ柔軟な接続によってIT運用コストを削減
- ファイル転送やカスタムコーディングといった従来の煩雑な手作業を最小限に
- 業務の自動化と効率化のため業務プロセス管理ツールと基幹バンキングシステム・ワークフローを連携
成果
Boomiのローコード開発プラットフォームは、あらゆるシステムと簡単に接続可能で、迅速かつ柔軟な開発を加速します。TMBはBoomiにより、統合コンポーネントを自由に追加・削除しながら新しい業務改善や統合を素早く試せるようになりました。主な成果は以下の通りです:
- 統合時間を最大90%短縮
- カスタマーサポート向けに新しいオムニチャネルの「ワンスクリーンビュー」を迅速に展開
- 新しいモバイルアプリの素早い導入
- 統合プロセスの効率化による運用コストの大幅な削減
