International Justice Mission
人権団体のリーダーであるInternational Justice Missionは、データの包括的管理を実現し、P2P(peer-to-peer)のプログラムで寄付者とのエンゲージメントを拡大しました。これにより、寄付者の退会率が減少し、サービスの向上を実現しました。
ビジネス目標
International Justice Mission(IJM)は、これまでに49,000人以上の女性、子ども、男性を暴力や奴隷的な状況から救った非政府組織(NGO)です。
IJMは、世界的な活動を支援するための資金を寄付者から集めています。事業規模を拡大するために、既存のプラットフォームを強化し、寄付の手段としてP2P方式を取り入れたいと考えていました。
寄付に関するすべてのデータを効率的に管理するために、IJMは寄付取引を包括的に把握する必要がありました。
統合における課題
IJMはSalesforce Sales Cloudを使って寄付者の契約内容を管理していましたが、SalesforceはIJMのウェブサイトの募金プラットフォームと連携されていませんでした。
寄付者がウェブサイトから寄付をする際、外部アプリケーションに移動して、プロフィールや支払い情報を入力する必要がありました。これらの情報を取り込むために使用していた外部連携に問題があり、スタッフは毎月最大40時間を費やして、連携できていない処理を探し、収益を照合していました。
Boomiの支援内容
Boomiを活用することで、IJMは自動化された収益管理インフラを構築し、ウェブサイトからの寄付をSalesforceに連携しました。これにより、より最新で正確な収益記録システムを実現しました。
団体は現在、寄付者体験と寄付者データを完全に管理できるようになりました。Boomiは、IJMが利用している支払い処理アプリケーションであるStripeとBraintreeから寄付者データを自動的にSalesforceに転送します。また、Boomiは取引をSalesforceの記録と照合し、正確性の確保や、データの不一致をフラグとして示したりするエラーハンドリングも自動化されています。
成果
IJMは現在、ウェブサイトだけでなく、P2Pの寄付(Boomiを使用してわずか10週間で立ち上げ)のような他のソースを通じて、完全にブランド化された寄付サービスを提供しています。実現した利点は以下の通りです:
- Salesforceをグローバルな記録システムとして使用し、寄付者の多角的理解を実現
- セルフサービスによるサブスクリプション管理で寄付者体験を改善
- グローバル展開への準備 — IJMの25の海外オフィスは共通のデータモデルに基づいて統一可能
- 労働生産性の向上
