Kenco Logistics
業界をリードする3PL企業のKenco Logisticsは、Boomi Enterprise PlatformとAmazon Web Services (AWS)を活用し、顧客オンボーディングの時間を半分に短縮し、繁忙期の業務の急増にも簡単に対応できるようになりました。今では、簡単な統合とEDI管理を実現しました。
ビジネス目標
3PL企業であるKenco Logisticsは、現状に甘んじることなく、さらなる成長を目指していました。70年以上の歴史を持つ同社は、北米企業の物流を効率的に処理する専門性を持っています。
しかし、Kencoはさらに機敏で柔軟な企業になることを目指し、新たなビジネスチャンスが訪れた際に迅速に方向転換できる体制の整備を求めていました。また、顧客をより迅速かつ効率的にオンボードして、収益を早く回収できるようにしたいと考えていました。そして、CapEx(設備投資)からOpEx(運用費用)へのシフトを目指し、オンプレミスのIT調達から柔軟でスケーラブルなクラウドサービスへの移行を進める必要がありました。
統合における課題
Kencoは、オンボーディングの加速と従量課金制のクラウドサービスへの移行を進めるための第一歩として、統合機能の刷新が必要だと認識しました。
従来の統合は時間がかかり、エラーも多く、新しい顧客を同社のレガシーEDIソフトウェアで設定するのには通常40〜60時間かかっていました。
さらに、AWSへのアプリケーション移行を進めるためには、多くの新しい統合を構築する必要がありました。
もう一つの問題は、KencoのレガシーEDIシステムを拡張することができず、繁忙期に高いソフトウェアとハードウェアのコストが発生していたことです。
Boomiの支援内容
戦略的ビジョンを実現するために、KencoはBoomi Enterprise PlatformとAWSを選択しました。
Kencoは、レガシー統合ソフトウェアとオンプレミスのEDIシステムをBoomi Enterprise Platformに置き換えました。これにより、同社は単一のローコード開発プラットフォームを利用でし、Boomi B2B/EDI ManagementでEDIの統合を、Boomi Integrationであらゆる形式の統合を実現することができるようになりました。
Boomi Enterprise Platformを活用して、Kencoは以下を実現しました:
- 顧客向けの新しいEDI連携の構築
- カスタムアプリケーションデータをAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)と連携
- より迅速な顧客オンボーディングプロセスの構築
成果
Boomiを導入し、Kencoは戦略的目標を達成しました。同社は以下の成果を上げました:
- 顧客オンボーディング作業を半減させ、迅速な収益認識を実現しました。
- EDIと統合ツールを単一のローコード開発プラットフォームに統一。Boomiにより、トレーニング時間とメンテナンスコストが削減されました。
- 必要に応じてサービスを迅速かつ手頃な価格で拡張。これにより、Kencoは新しいハードウェアやソフトウェアを購入することなく繁忙期の業務の急増に対応できるようになりました。
- システムの使用状況と顧客動向をより良く把握し、予測を行えるようになりました。
- 物流パートナーであるUPSとの連携を迅速に構築できるようになりました。
