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統合における課題
Enterpriseは、社内アプリケーションとインフラの刷新に向けた取り組みを進めています。この戦略の中核は、ITリソースをITインフラやサーバーの管理ではなく、クラウドを活用することでこれらをビジネスプロセスの支援に使用することです。戦略を始めるにあたり、このビジョンとクラウド移行を支援するための統合プラットフォームを選定することが必要でした。主要な要件には以下が含まれていました:
- クラウドベースのアプリケーションとクラウドからオンプレミスのアプリケーション間の統合をサポートできる機能
- 急速に変化するビジネス要件に対応した新たな統合開発における柔軟性とスピード
- 統合中にデータを操作(例:変換、クレンジング、重複排除)が可能な幅広い機能
- 統合を維持するための中央集権的で自己文書化されたツール
- 導入された統合の中央集権的な運用管理
Enterpriseは、統合プラットフォームを漠然と選定するのではなく、特定の統合プロジェクトを開始して要件を確認し、解決策が適しているかをテストしました。このコンプライアンスプロジェクトでは、外部のデータ収集ベンダーのFTPサーバーからPeopleSoft Financialsに財務データを連携し、占有記録を個別のコンプライアンスアプリケーションに連携する作業を行いました。これにより、四半期ごとにコストのかかる臨時スタッフが行っていた手作業でのデータ収集と入力のプロセスの置き換えを実現しました。
Boomiの支援内容
Enterpriseは5つの統合プラットフォームプロバイダーを比較検討しました。すべてを検討した結果、最終的にBoomi Enterprise Platformを選択しました。Boomi Enterprise Platformは、Enterpriseのクラウドビジョンに最も合致し、優れた使いやすさと、導入した統合の中央集権的な管理を実現しました。
選定後、Boomi Enterprise Platformは迅速にコンプライアンス統合プロジェクトに適用されました。1600以上の住宅プロジェクトの財務報告と占有データは、PeopleSoft Financialsおよびカスタムコンプライアンスアプリケーションにシームレスに連携されています。Boomi Enterprise Platformで設計された高度な統合プロセスは、各レコードタイプ(財務報告書や占有記録)を識別し、広範なデータ検証を実施。その後、検証されたデータは適切なシステムにルーティングされます(PeopleSoft Financialsまたはコンプライアンスデータベースです)。問題があるデータレコードは自動的に収集され、外部ベンダーに送信されて、確認と修正が行われます。
成果
- 迅速な実装:コンプライアンスプロジェクト全体の実装は数ヶ月で完了し、統合がボトルネックとなることはありませんでした。外部ベンダーがデータ形式を変更した際も、ITチームはBoomi統合プロセスを数分、遅くても1時間で変更を実現しました。
- 変化する要件への迅速な対応:プロジェクト後半で、ビジネスユーザーは財務データに加えて占有データも利用可能になるとわかりました。ITチームは、納期に影響を与えることなく、この重要な業務の拡大に対応しました。
- データ品質の向上: Boomi Enterprise Platformの広範なデータ検証と操作機能により、正しい形式のデータのみがEnterpriseの生産システムに入力されることが保証されます。不正なデータは自動的にベンダーにルーティングされ、修正されるため、Enterpriseの財務データの正確性と整合性が保たれます。
- メンテナンスコストの削減:今後の統合変更は簡単かつ迅速に対応できます。統合プロセスは中央集権的なツールで視覚的に自己文書化され、開発者とビジネスユーザーが完全に確認できるようになっています。
- 統合管理の一元化:統合プロセスは中央環境で簡単に監視および管理でき、組み込みの監査機能やアラート機能により、発生した問題を迅速に診断し、修正することができます。
Boomi Enterprise Platformは、Enterpriseの長期的なクラウドビジョンを実現するための移行プロジェクトのサポートを実現しました。
