Ekol
トルコの大手物流企業Ekolは、Boomiの導入により業務プロセスを60%迅速化。柔軟な業務拡張を可能にしながら、運用コストの大幅な削減を達成しました。
ビジネス目標
Ekol Logisticsは、12か国75拠点にわたり200社以上の顧客にサービスを提供しています。急速な事業成長に伴い、同社は統合面で複数の課題に直面していました。Ekolでは輸送、物流、通関業務においてそれぞれ異なるシステムを運用していたため、システム間のハードコーディングによる接続はコストが高く、導入にも時間を要し、顧客のオンボーディングが遅延する要因となっていました。
また、Ekolはトルコ初の「WWF Green Office Certificate」を獲得した物流企業として、業務のあらゆる側面でサステナビリティの確保を重視しており、業務効率を高めるデジタルプロセスの整備が急務となっていました。
連携における課題
事業拡大が進む中で、Ekolが依存していたレガシーミドルウェアによるポイントツーポイントの連携による課題が顕在化していました。このアプローチはエラーが発生しやすく、非効率で、顧客への迅速な対応を妨げる大きな要因となっていました。
そのため、同社には迅速かつスケーラブルな統合とAPIの開発・展開が可能な基盤が求められていました。それにより、IT人材やコストを大幅に増加させることなく、革新的なサービスを迅速に提供し、さらなる事業拡大に対応できる体制を整えることを目標としていました。
Boomiの支援内容
Ekol Logisticsは、自社の統合基盤として Boomi Enterprise Platform を採用しました。Boomiのデータ統合・アプリケーション統合機能およびEDI管理機能は、輸送業務、政府関連システム、倉庫管理など、同社の主要な業務プロセスを支えています。
Boomiの導入により、Ekolはグローバルな物流フロー全体に対する可視性を獲得。パートナー企業のオンボーディングや取引コミュニケーションも効率化されました。
Boomiの活用によりEkolは以下を実現しました:
- カスタムコードの削減による統合コストの大幅削減
- サプライチェーン接続期間を従来の数週間から数日に短縮
- 政府・税関機関との電子データ交換による強固な法規制への対応
成果
Ekolは、事業規模を5倍に拡大する中で、Boomiを活用しすべての物流プロセスにおけるデータ連携を最適化。陸海空を含むあらゆる輸送手段におけるトランザクションをリアルタイムで追跡し、グローバルなオペレーションの可視化と持続可能性目標の両立を実現しています。
Boomi IntegrationおよびB2B/EDI Managementの導入により得られた成果は以下になります:
- 再利用可能なAPIにより、パートナーのオンボーディング期間を数週間から数日に短縮
- IT人材は8~9名のまま維持しつつ、サーバー使用率を60%以上削減しコストを削減
- 急拡大する国際事業において、競争優位性を強化
