Computer Concepts Limited
Boomiの導入により、毎月発生していた手作業の業務を大幅に削減。Computer Concepts Limited(CCL)は、クラウドネイティブな連携を自社のIT環境改善戦略の中心に据え、より効率的で柔軟なシステム運用を実現しています。
ビジネス目標
ニュージーランドのITサービスプロバイダーである CCL は、請求書や発注書の処理を自動化し、自社の高度なIT環境において継続的な改善を続けるための基盤構築を目指していました。
1990年に設立されたCCLは、現在では国内の主要企業にITインフラおよびマネージドサービスを提供する、業界で高く評価されているITプロバイダーへと成長しました。現在は500社以上の顧客に対し、テクノロジーコンサルティングや技術支援を通じて、業務効率とビジネスの柔軟性向上をサポートしています。
統合における課題
CCLでは、AutotaskのITサービス管理アプリケーションとMicrosoft Dynamics GPの財務システムへ請求書や発注データを連携するために、ポイント・ツー・ポイントのSQLスクリプトを使用していました。
しかしこの方法では、他の業務でも必要とされている専門スタッフが、毎月のメンテナンスやトラブル対応に多くの時間を割いていました。さらに、処理すべきデータ量が増える中で、SQLスクリプトでは対応しきれない場面も出てきていました。
Boomiの支援内容
CCL は、社内の業務改善、特に基幹業務システム間での重要なデータ連携の強化に取り組む中で、既存のデータ連携プラットフォームに代わる新たなソリューションとしてBoomiを採用しました。
Boomiを採用した理由は、豊富な機能、複雑なデータ連携への対応力、そしてコストの低さです。採用にあたっては、複数の統合プラットフォームを比較・評価したうえでの決定でした。
Boomiのローコードかつクラウドネイティブなプラットフォームは、開発者が複雑な連携を迅速に構築できるだけでなく、リアルタイムでのモニタリングも可能にします。これらは、CCL にとって非常に重要な要件でした。
成果
2018年にBoomiによるデータ連携が稼働して以来、CCLは従来のSQLスクリプトにで生じていた、手作業での保守やトラブル対応にかかる多くの工数を削減することに成功しました。これまでその作業を担っていたSQLの専門スタッフは、現在では他のサービス改善業務に専念できるようになりました。
Boomi Enterprise Platformの活用により、CCLは次のような成果を実現しました:
- レガシーミドルウェアと比べ、統合開発にかかる時間を大幅に短縮
- IT・財務部門における手動のデータ処理作業を最小限に
- 複雑な処理の自動化をスムーズに実現する体制を構築
