株式会社JERA様のクラウドオンリー移行を支援し
事業統合に伴うシステム統合とDXを加速
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August 15th, 2017

当社のCEOであるChris McNabbは、最近のブログの投稿で「クラウド重視」の戦略を採用することはビジネスに不可欠であると記述しました。組織は、高速で変化し、競争の激しいデジタル変換の時代で競争力を得るために、クラウドアプリケーションとデータの管理に関する専門家になる必要があります。

クラウド重視の企業として組織自体を構築する方法に関する実践的な考慮事項を含むChrisの主な考え方をフォローしたいと思います。少し学習することで、皆さんの会社は、SaaS、IaaS、PaaS、その他の革新的なIT管理機能をより効果的に活用することができます。

クラウド重視の戦略のためには、クラウド重視の文化を構築し、規律のあるビジネスアプローチを確立し、さらにハイブリッドIT環境全体の相互運用性を確保する必要があります。

ハイブリッドITはエンタープライズコンピューティングの新しい標準として登場してきました。ITソフトウェア管理ベンダーであるSolarWindsの調査によると、80 %を超える組織が、オンプレミスのシステムとクラウドアプリケーションおよびインフラストラクチャを連携して稼働させています。

Chrisがログに投稿したように、少なくとも5~7年後という近い将来にハイブリッドITモデルが普及すると予想できます。その間、クラウドシステムの割合は引き続き増加します。451 Researchの調査によると、2019年までに全体がオンプレミスに置かれるアプリケーションはわずか32 %になると予想されます。

誰もがクラウドに移行しているとしたら、ビジネスの敏捷性、お客様重視、コスト効率という同じクラウド重視の報酬をすべての競合他社が受け取ることになるでしょうか。組織が競争力を高めるにはどうすればよいでしょう。

数百社のDell Boomiのお客様のクラウドへの移行をサポートした中で、成功を収めることができるいくつかの要因を見つけました。

クラウド重視の文化の構築

クラウド重視の文化の構築は、トップダウンで推進される必要があり、一般的に最高情報責任者が主導し、それを経営幹部が支援します。組織の規模によっては、ビジネス部門または製品レベルの運営委員会があると、戦略を考案してそれを行動に移すために役に立ちます。

残念ながら、多くの企業ではクラウド戦略を正式化されていません。その結果、意思決定は戦術的になり、一貫性がなくなります。これが、IT部門の関与や監視なしにビジネスユーザーによって独自に導入される「シャドウIT」クラウドアプリケーションの急増の背後にある理由の1つのです。

現在、ITチームは、シャドウITに伴う相互運用性、セキュリティ、およびコンプライアンスの問題に取り組む必要があります。これはコストのかかる回り道であり、組織のクラウド変換へのアプローチをガイドするための高レベルのフレームワークがあれば回避することができます。

クラウド戦略を構築するときに企業が採用する2つの主なアプローチがあります。1つ目は、大まかに定義された段階的なアプローチです。「クラウドはよいと思います。機会が発生したら移行します」というものです。

2つ目のアプローチはより積極的で効果的です。「できる限り早くすべてをクラウドに移行し、例外を管理します」というものです。

例外とは、多くの場合セキュリティまたはコンプライアンス上の理由から、ミッションクリティカルなオンプレミスアプリケーションの展開を残すことが理にかなっているインスタンスを意味します。更新されるアプリケーションライセンスやサーバ導入の資金の調達がもう一つの要因となることがあります。それ以外の場合はフルスピードで進行します。

クラウド重視の文化は、知識とインスピレーションの上に繁栄します。最新のクラウドのベストプラクティスを重要な人物に紹介する方法を検討してください。9月に開催されるBoomi Worldなどのクラウド・テクノロジー・コンファレンスへの参加は、組織を刺激して早期に見返りを得るための方法として優れています。

ビジネスケースの管理

しかし、クラウド重視への近道を進んだ場合に得られる正確な見返りとはなんでしょうか。多くの組織はそれを知りません。

節約の事例証拠や効率の向上があちこちで得られるかもしれません。しかしROIを数値化することは不可能です。以前のシステムはベースラインにならず、改善点は厳密に追跡されていません。

クラウドのビジネスケースを管理している組織は、結果を理解しています。これらは変革の進展に不可欠です。優れた計測システムは、見返りを強調し、結果が期待に沿っていない場合は警告を示します。このような方法で、戦略を加速、減速、および調整することができます。状況を明確にし、憶測をなくすことができます。

ROIを文書化した企業の素晴らしい例として、大手製薬企業であるNovartisがあります。この企業は、2つのオンプレミスミドルウェア統合システムをBoomiサービスとしての統合プラットフォーム(iPaaS)に置き換えました。Novartisは、Boomiを使用して75 %のコスト節約を実現し、同時に以前に必要だった時間の6分の1で2倍の数のインターフェイスを導入しました。

Novartisが示すように、クラウドのビジネスケースは、時間の経過と共に進化する必要がある動的な生き物です。考慮すべき3つの主な要素は、コスト、スピード、経済性です。

コスト。ソフトウェアライセンス、サーバとストレージのコスト、アップグレードとメンテナンスを担当するIT人員、使用しているサードパーティコンサルタントに関してオンプレミスシステムのコストを文書化します。

スピード。オンプレミスとクラウドモデルを比較して新しいアプリケーションの導入に必要な時間を測定します。いつでもどこでもシステムにアクセスできることによって達成されるワークフォースの時間の節約、およびプロセスとワークフローの自動化によって得られる効率を計算に入れます。

スケールメリット。複数年に渡る組織全体のコストと速度の要素を推定し、クラウド重視の環境で運用を拡張できる能力を概算します。

相互運用性の確保

ハイブリッドITは、クラウドアプリケーションとオンプレミスシステムの間の相互運用性の確保に関する大きな課題を提示します。これは、すべてのクラウド環境で同じです。アプリケーションが効果的に機能するには、データの統合と共有が必要になります。それができない場合、サイロが残り、ユーザーが手動で情報の断片をつなぎ合わせる必要があります。

統合は新しい課題ではありません。数十年に渡り、ITチームは、ETL(抽出、変換、およびロード)ツール、ESB(エンタープライズ・サービス・バス)などのオンプレミスミドルウェアを使用して、システムを接続し、データを交換してきました。

これらの旧式のミドルウェアは、クラウド重視の企業には効果的ではありません。最近のBoomi ebook「7 Warning Signs You Need to Replace Your ESB(ESB置き換えの必要性を示す7つの警告サイン)」にその理由が記載されていますが、それらのほとんどはコストとスピードの要素に関係しています。

クラウドベースのiPaaSは、新しい統合プロジェクトのアプローチの選択肢として、オンプレミスミドルウェアに代わって主流となりつつあります。それには正当な理由があります。迅速化、コスト削減、および柔軟性の向上です。

iPaaSは、SalesforceとNetSuiteの接続のようなクラウド間の統合を迅速化および簡素化します。オンプレミスミドルウェアを使用してこの作業を実行しようとは思わないでしょう。数ヶ月に渡り多大な努力を必要とする開発を厭わず、次の統合プロジェクトでまた新規に作業する必要があることを気にしないのであれば、カスタムコーディングは常に選択肢となります。

iPaaSの柔軟性により、オンプレミスアプリケーションとクラウドアプリケーションを接続し、オンプレミスミドルウェアには存在しないクラウドネイティブな接続を提供することができます。この同じiPaaSの柔軟性は、モバイル、Internet of Things、およびソーシャルシステムによる革新の追求を可能にします。

クラウドの採用が継続的に増加している中で、クラウドによって支えられた敏捷性に優れた企業とオンプレミスの現状に留まっている企業の間の大きなギャップの発生が見られるようになっています。

クラウド重視の企業の間でも、選択したパスの違いによるギャップが発生しています。曲がりくねった長い道は日曜日のドライブには最適ですが、ビジネスの変革の道ではありません。

スマートに考案された戦略、実施、テクノロジーの選択に基づく積極的かつ迅速なクラウドへの取り組みは、近い将来にビジネス目標を達成して成功を収めるチャンスを大きくします。

著者について

Michael Morton、Dell Boomiの最高技術責任者。

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